平成19年度 中小企業経営診断シンポジウム開催報告
475名がシンポジウムに参加!
当協会では、平成19年11月16日(金)に、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)におきまして、平成19年度「中小企業経営診断シンポジウム」を開催しました。今回のシンポジウムの統一テーマは「地域資源を活かして地元を元気にする中小企業診断士」で、シンポジウム当日は、当協会会員、行政支援機関関係者、一般の方など475名の方々にご出席をいただきました。
午前中の第一部は、午前10時に開会して、米村紀幸・当協会会長の開催挨拶の後、長尾尚人・中小企業庁経営支援部長より来賓挨拶を頂戴しました。
その後、10時20分〜11時05分の45分間にわたりまして、フードコーディネーターである大原一郎氏による「地域資源を『宝物』にする秘訣」と題した基調講演が行われました。
引き続き、11時15分〜12時30分の75分間にわたって、「地域資源パワーアップ!地域発提案」と題したパネルディスカッションが行われ、参加者はコーディネーターおよびパネラーの発言に聞き入っていました。なお、コーディネーターおよびパネラーは、次のとおり。
■コーディネーター |
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(株)クリエイティブ・ワイズ代表取締役 |
三宅 曜子 氏 |
■パネラー |
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中小企業庁経営支援課長 |
岸本 吉生 氏 |
フードコーディネーター |
大原 一郎 氏 |
岡本亀太郎本店専務取締役 |
岡本 良知 氏 |
中小企業診断士・地域中小企業サポーター |
平野 陽子 氏 |
午後の第二部は、13時より第一分科会の「シンポジウム論文発表」および第二分科会の「研究論文・支援事例発表」が開始され、13時30分からは第三分科会の「東京支部発表(経営支援および研究成果)」ならびに第四分科会では「協会/会員活動事例等発表」が行われました。
また、第一分科会〜第四分科会で発表等が行われている同時間帯には、同会館2Fフロアにて、全国12社が参加した「地域物産紹介」と、(株)ぐるなびが参加してのビジネスマッチングが行われ、賑わいをみせました。
さらに、17時からは「表彰式・懇親会」が開催され、はじめの「表彰式」は迫間俊治・当協会副会長の挨拶の後、水元明則・当協会専務理事が第一分科会の審査結果の発表を行い、第一分科会・第二分科会の順で表彰状が授与され、引き続いて岡田匡令・審査委員長からは「審査委員長講評」が行われました。
第一分科会および第二分科会の各賞の受賞者は、次のとおりです。
<第一分科会>
○最優秀賞(中小企業庁長官賞)
「明石・タコ検定」の事例に見る、新たな切り口での地域資源活用に係る支援の在り方
土 肥 健 夫(東京支部)
○優秀賞(日本経済新聞社賞)
技能伝承支援を通して地域中小企業の価値向上を目指す
中 川 貞 夫(静岡県支部)
○佳作(中小企業診断協会会長賞)
『西尾抹茶』(愛知県)に関する地域資源活用支援事例
大 槻 恭 久(愛知県支部)
街づくり会社を基点とした地域活性化支援〜地域資源の有効活用による中小企業活性化策の展開事例と診断士の役割について〜
川 又 昭 宏(茨城県支部)
<第二分科会>
○中小企業診断協会会長賞
企業再生の新たなる診断手法に関する調査研究
大 矢 たかし(東京支部)
平成18年度マスターセンター補助事業「山口県における事業承継とM&A調査・研究」報告書
谷 口 修(山口県支部)
地域内発型活性化事業計画策定計画書
橋 本 文 夫(静岡県支部)
ISOが成熟期に入ったいま、より効果的なISOへの見直しと改善に役立つ中小企業向きの現場化、統合化〜事例企業の課題&対策「現場化・統合化ソフト“e−ISO”」の開発〜
流 王 明 美(静岡県支部)
「表彰式」終了後には、「懇親会」が開催され、鈴木孝男・中小企業基盤整備機構理事長のご挨拶のあと、論文発表者をはじめ当協会関係者、来場者らが歓談をされました。 |